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大掃除チェックリスト!場所別やること一覧と12月の逆算スケジュール

大掃除は「場所別リストを上から順にこなす」より、先に不用品を出し切り、残り時間を1年に1回しか落とせない汚れに集中させるのが最短です。粗大ごみは申込から収集まで時間がかかるため12月上旬までに手配、掃除本体は「上から下・奥から手前」で進めます。以下、そのまま使える場所別チェックリストと、12月の逆算スケジュールをまとめました。

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大掃除チェックリスト(場所別・そのまま使える一覧)

まずリスト本体を先に出します。各項目に所要時間の目安と優先度(必須/余裕があれば)を付けました。「必須」だけをつないでいけば、1日プラン(6〜7時間)でひと通り終えられる構成にしてあります。時間は一般的な間取り・広さを前提にした目安なので、汚れの溜まり具合によって前後します。チェックボックスは全角の□なので、印刷してもスマホで見ても、指でなぞりながら進められます。上から順に消すのではなく、先に「必須」だけを拾い読みして、自分の家に要らない項目は最初に線を引いて消してしまうのがコツです。

キッチン

キッチンは大掃除で一番時間を食う場所です。換気扇とコンロ周りは1年放置した油が固まっているため、洗剤をかけて置く時間が必要になります。先に換気扇のフィルターを外して洗剤に浸け、その待ち時間で冷蔵庫や引き出しを進めると、体感の作業時間が大きく変わります。冷蔵庫は年末の買い出し前に手を付けるのが効率的です。中身が少ないタイミングなら、棚板を外して丸ごと洗えます。逆に食材を詰め込んだあとでは、出し入れだけで30分が消えます。

□ 換気扇・レンジフードのフィルター(60〜90分/必須)
□ コンロ・五徳の油汚れ(30〜45分/必須)
□ シンク・排水口(20分/必須)
□ 電子レンジ庫内(15分/必須)
□ 冷蔵庫の中身の整理と拭き上げ(30〜45分/必須)
□ 食器棚・引き出しの整理(30分/余裕があれば)
□ 壁・床の油はね拭き(20分/余裕があれば)

浴室・洗面所

浴室は水垢(アルカリ性)と皮脂・カビ(酸性側)が混在するため、洗剤を使い分ける場所です。塩素系カビ取り剤と酸性の水垢用洗剤は絶対に同時に使わないこと。時間をずらし、間に必ず水で流してください。パッキンやドアレールのカビは、洗剤をかけただけでは流れ落ちてしまうため、キッチンペーパーやラップで覆って密着させると薬剤がとどまります。作業中は換気扇を回し、窓があれば開けたままにしてください。

□ 浴槽・床のこすり洗い(20分/必須)
□ 排水口の髪の毛・ぬめり(15分/必須)
□ ドアの下部レール・パッキンのカビ(30分/必須)
□ 鏡のウロコ状の水垢(30分/余裕があれば)
□ 換気扇カバーとフィルター(20分/必須)
□ 洗面ボウル・蛇口まわり(15分/必須)
□ 洗濯機の排水口・糸くずフィルター(20分/余裕があれば)

トイレ

トイレは面積が小さく、日常掃除の延長で終わる場所です。大掃除で足すのは「普段やらない場所」だけで十分。便器の内側より、床と壁の低い位置、そして便座の裏側と根元のほうがニオイの原因になっています。壁の低い位置に付いているのは飛び散って乾いた汚れなので、中性洗剤を含ませた布で拭くだけで落ちます。なお床材やクロスによっては塩素系が使えないため、目立たない場所で試してから広げてください。

□ 便器の内側・フチ裏(15分/必須)
□ 便座の裏と根元(10分/必須)
□ 床と壁の下部の拭き上げ(10分/必須)
□ タンク上部・手洗い部分(10分/余裕があれば)
□ 換気扇のホコリ(10分/余裕があれば)

リビング・寝室

この2部屋は「掃除」より「片づけ」の比重が大きい場所です。床にモノが出ていると掃除機もフローリングワイパーもかけられないので、掃除に入る前に、床にあるものを一度すべてどこかに移すところから始めます。このとき、移す先を先に決めておくのが要点です。廊下や隣の部屋を一時退避スペースにし、同時に「残す・捨てる・迷う」の3つの袋か箱を用意しておくと、戻すときにそのまま仕分けが終わります。

□ 床のモノをどける・不要品の仕分け(30〜60分/必須)
□ 照明・カーテンレール・棚の上のホコリ(20分/必須)
□ 家具の裏・下の掃除機がけ(30分/必須)
□ カーテンの洗濯(洗濯機まかせ/余裕があれば)
□ ソファ・ラグの掃除機がけ(15分/余裕があれば)
□ テレビ台・配線まわりのホコリ(15分/余裕があれば)

玄関・ベランダ

玄関は来客が最初に見る場所なので、時間がないときでも残す価値があります。三和土(たたき)は掃き掃除だけで印象が変わります。ベランダは水を大量に流すと階下トラブルになりやすいので、集合住宅では基本的に「掃いて拭く」で済ませるのが無難です。下駄箱は、靴を全部出したあとに扉を開けたまましばらく乾かしてから戻すと、湿気とニオイが残りません。濡れたままの靴をしまわないだけでも、翌年の状態がかなり違います。

□ 靴の整理・下駄箱の中(30分/必須)
□ たたきの掃き掃除・拭き上げ(20分/必須)
□ ドアの内外の拭き掃除(15分/余裕があれば)
□ ベランダの掃き掃除(20分/必須)
□ 排水口の落ち葉・砂(15分/必須)
□ 手すりの拭き上げ(10分/余裕があれば)

窓・網戸

窓とサッシは、まさに「1年に1回でないと落ちない汚れ」の代表です。特にサッシの溝は砂と水が混ざって固まっているため、乾いた状態でブラシと掃除機で砂を取ってから水拭きするのが順番です。これを逆にすると、泥を伸ばすだけで終わります。ガラスは内側を横方向、外側を縦方向に拭くと、拭き跡が残ったときにどちらの面かがすぐ分かります。1枚に時間をかけるより、枚数を絞って確実に仕上げるほうが満足度は高くなります。

□ サッシの溝の砂・泥(1窓15分/必須)
□ ガラスの内側・外側(1窓10〜15分/必須)
□ 網戸の水拭き(1枚10分/余裕があれば)
□ カーテンレール・窓枠上部(10分/余裕があれば)

家全体(照明・エアコン・換気扇)

高い場所の作業がまとまるパートです。ここは必ず一番最初に、しかも脚立や踏み台を正しく使ってやること。ホコリが下に落ちるので、床掃除より後にやると全部やり直しになります。エアコン内部の分解は無理をせず、フィルターと外装までにとどめます。フィルターは水に浸ける前に掃除機で乾いたホコリを吸っておくと、目詰まりせずに済みます。洗ったあとは完全に乾かしてから戻してください。湿ったまま戻すとカビの原因になります。

□ 照明のカバー・シェードのホコリ(1台15分/必須)
□ エアコンのフィルター洗浄(30分/必須)
□ エアコン外装・吹き出し口の拭き上げ(15分/必須)
□ 各部屋の換気口・24時間換気フィルター(20分/余裕があれば)
□ ドア枠・カーテンレール上部のホコリ(20分/余裕があれば)

この一覧を、日程のとり方で3パターンに振り分けたのが次の表です。どのプランを選ぶかより、分割の考え方を先に決めておくことのほうが重要で、途中で予定が崩れても「今日はどこまで」を決め直すだけで復帰できます。逆に、日程を決めずに走り出すと、キッチンだけで1日が終わって残りが年を越します。

プラン 1日で終わらせる版
進め方 午前に換気扇・エアコン・照明などの高所と水回りのつけ置き仕込み、午後に窓・サッシ、最後に床。「必須」項目のみ実施
目安時間 6〜7時間
向いている人 年末に1日しか休みが取れない人
プラン 3日に分ける版
進め方 1日目=不用品の仕分けと片づけ、2日目=キッチン・浴室など水回り、3日目=窓・サッシと床・玄関
目安時間 1日あたり2〜3時間
向いている人 12月中に平日夜や短時間を確保できる人
プラン 週末2回に分ける版
進め方 1回目の週末=捨てるものを決めて粗大ごみを申し込む+片づけ、2回目の週末=掃除本体をまとめて実施
目安時間 各半日〜1日
向いている人 不用品が多く、先に処分の段取りが必要な家庭
monocow編集長/処分・片づけ担当
shin_skywalker
チェックリストって、作った瞬間に満足して終わるんですよね。僕がリストを配るときに必ず言うのは、使う前に3割消してくださいということ。項目が30個あると、人は5個目くらいで疲れて、残り25個を見て気力を失います。年末は寒くて日も短い。夕方4時には手元が暗くなるし、水も冷たい。この条件で30項目は最初から無理なんです。「必須」だけ残して20項目以下にすると、途中で止まっても達成感が残る。だから僕は、リストは足すものじゃなく削るための道具だと思っています。年に1回しか落ちない汚れが3つ落ちているなら、それで大掃除は成功にしていい。

大掃除の順番は「上から下・奥から手前」が基本

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掃除の順番を間違えると、同じ場所を2回やることになります。原則は2つだけ。ホコリは必ず下に落ちるので、天井・照明→壁・棚→家具→床の順に進めること。そして部屋の奥から出口に向かって進め、掃除済みの床を踏み直さないことです。この2つを守るだけで、作業量は目に見えて減ります。さらに、部屋単位では「捨てる→片づける→洗う→拭く」の順で動きます。モノが床や棚に残ったまま拭き掃除に入ると、モノをどけながら拭くことになり、作業が細切れになって時間だけが溶けていきます。

やってはいけないNG順序

もっとも多い失敗が「床を先に掃除してしまう」ことです。床がきれいになると気分は上がりますが、そのあとに照明やカーテンレールのホコリを落とせば、確実にやり直しになります。次に多いのが、片づけないまま掃除機をかけること。床のモノをよけながらの掃除機がけは、時間が余計にかかるうえに、隅が残ります。掃除機と雑巾を出すのは、床に何も置かれていない状態になってからと決めておくのが確実です。また、窓拭きを晴天の真昼に行うのも避けたいところ。洗剤や水がすぐ乾いて拭き跡が残るため、曇りの日か朝夕のほうがきれいに仕上がります。

つけ置き時間を使った並行作業のコツ

大掃除の総時間を縮める最大のポイントは、待ち時間をつくらないことです。換気扇のフィルター、五徳、浴室の排水口部品、トイレのブラシ立てなど、「外して浸けておけるもの」は作業開始の最初の10分で全部まとめて浸ける。そのあいだにリビングの片づけや窓のサッシに移れば、洗剤が汚れを浮かせる30〜60分がまるごと浮きます。ただし、つけ置き中の洗剤液は子どもやペットが触れない場所に置くこと。浴室のドアを閉め、浸け置き中と分かるようにしておくと安全です。洗剤の種類を変えるときは、必ず一度すすいでから次に移ります。

monocow編集長/処分・片づけ担当
shin_skywalker
段取りで僕が一番大事にしているのは、最初の10分は掃除をしないということなんです。換気扇のフィルター、五徳、排水口のフタ、風呂の小物。外せるものを全部外して、洗剤に浸ける。ここで10分使うと、そのあとの30〜60分が「浮く」んですよね。逆にこれをやらないと、換気扇の前でこすり続ける60分が発生する。しかも力任せにこすった油汚れは塗り広がるだけで、余計に落ちない。浸けている間に窓のサッシへ移る、これで1日プランが現実的な時間に収まります。手も痛めないし、洗剤も少なくて済む。大掃除は、こする作業を減らした人が勝ちます

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12月の逆算スケジュール|先に「捨てる」を終わらせる

年末に一番詰まるのは、掃除そのものではなく「捨てたいものが家から出ていかない」ことです。壊れた家具や使っていない家電を部屋の隅に置いたままでは、床も拭けず、掃除機もかけられません。しかも粗大ごみは、思い立ったその日に出せるものではありません。大掃除の計画は「掃除の日」からではなく「ごみを出せる最後の日」から逆算して組むのが正解です。まず住んでいる市区町村の粗大ごみ受付と、年内最終の収集日を調べる。この2つが決まって初めて、掃除の日程が置けます。

粗大ごみは12月上旬までに申し込む

粗大ごみは申し込んでから収集までに日数がかかります。横浜市は公式ページで、粗大ごみについて「受付から収集までには、2週間程度かかります。」と明記しています(横浜市 粗大ごみ お申込みに係る注意事項/2026年8月29日時点)。年末は申込が集中してさらに先延ばしになる可能性があるため、12月上旬までに申込を終えておくと安全です。所要日数は自治体ごとに異なりますので、実際の日数と申込方法はお住まいの自治体の公式ページで確認してください。

年末年始のごみ収集休止日を確認する

受付窓口そのものが年末年始に休止する点も見落とされがちです。横浜市の粗大ごみ受付センターは、電話受付について「日曜日、年末年始(12月31日から1月3日)はお休みとなります。」と案内しています(横浜市 粗大ごみの申込み/2026年8月29日時点)。年末ぎりぎりに動き出すと、申し込む窓口すら開いていないという事態になります。燃やすごみ・資源ごみの年内最終収集日と年始の開始日も自治体ごとに違うため、必ずお住まいの市区町村の公式ページで確認してください。

12月のモデルスケジュール表

上の2点をふまえて、12月を3つの時期に分けた進め方が下の表です。掃除本体は下旬に置いていますが、処分と道具の準備が上旬に前倒しされている点が要です。上旬に処分の予定さえ固めておけば、下旬の予定が多少崩れても、掃除を削るだけで済みます。

時期 12月上旬
やること 家全体を回って不用品を仕分ける/粗大ごみの申込を済ませる/年内最終のごみ収集日を自治体サイトで確認/足りない洗剤・掃除道具を買う
ポイント 掃除はまだ始めなくてよい。処分の予定を確定させることが目的
時期 12月中旬
やること 不用品を実際に出す/収納の中身の整理/カーテン・ラグなど洗濯機で洗えるものを先に洗う/エアコンフィルター
ポイント 洗って干す時間が必要なものを先に片づけておく
時期 12月下旬
やること 換気扇・コンロ・浴室など水回り/窓・サッシ/照明・高所/最後に床と玄関
ポイント ここまでにモノが減っているので、掃除だけに集中できる
monocow編集長/処分・片づけ担当
shin_skywalker
世間では「大掃除=年末の数日でやるもの」と思われていますけど、僕はここを一度捨てたほうがいいと思っています。12月の大掃除で本当に締切があるのは、掃除ではなく処分のほうなんです。横浜市は粗大ごみについて「受付から収集までには、2週間程度かかります。」と公式に書いていて、しかも受付センターの電話は日曜と12月31日〜1月3日が休み。つまり28日に思い立った時点で、その家具は年を越します。部屋の隅に壊れた棚が残ったままでは、床も壁も拭けない。だから僕は、12月最初の週末は掃除をせず、捨てるものを決める日にしています。ここさえ押さえれば、あとはどう転んでも間に合う。

時間がない人向け|削っていい項目・削ってはいけない項目

撮影許可を得た場所です。イメージとしてご利用ください。

大掃除が終わらない最大の理由は、全部やろうとするからです。判断基準はシンプルで、「1年に1回やらないと落ちない汚れ」だけを大掃除に残し、それ以外は日常の掃除に戻す。この線引きだけで、リストの半分は消えます。残すのは、換気扇・コンロの油、エアコンのフィルター、窓とサッシ、浴室のドアレールとパッキン、照明のホコリあたり。逆に、床の掃除機がけ、トイレの便器、洗面台、シンクといった日常掃除の延長にある場所は、年末にまとめてやる必然性がありません。

半日で終わらせる最短リスト

半日(4時間程度)しか取れない場合は、来客が通る動線と、放置すると落ちなくなる汚れの2軸に絞ります。おすすめは「玄関・リビング・トイレ」の3か所+換気扇とエアコンフィルターという組み合わせ。玄関のたたきを掃いてドアを拭き、リビングの床にあるモノをどけて掃除機をかけ、トイレの便座裏と床を拭く。この3か所が整っているだけで、家の印象はかなり変わります。そこに換気扇のつけ置きを最初に仕込んでおけば、放置すると来年さらに固まる汚れも同時に処理できます。窓は全部やらず、リビングの一番大きい窓1枚に絞れば十分です。

毎月の小掃除に振り分けて来年ラクにする

今年削った項目は、来年の年末に倍になって戻ってきます。それを避けるには、月ごとに1か所だけ担当を決めてしまうのが現実的です。たとえば1月は冷蔵庫、2月は下駄箱、3月は網戸、4月はカーテン洗濯、といった具合に、1か月あたり30分の作業を12回に分散させる。年末の負荷は目に見えて軽くなります。ポイントは、月初か月末など日付を固定すること。「気づいたときに」では続きません。この仕組みができると、大掃除は「換気扇とエアコンと窓だけの日」になり、半日で終わるようになります。

大掃除で用意する道具と、意外と多い事故に注意

道具は多く揃えるほど良いわけではありません。中性洗剤、重曹、クエン酸、塩素系のカビ取り剤、マイクロファイバークロス数枚、古歯ブラシ、ゴム手袋。この7つがあれば、家庭の大掃除はほぼカバーできます。そして最も強調したいのが安全面です。塩素系と酸性タイプの洗剤は絶対に混ぜない、そして掃除中は必ず換気すること。同じ場所で時間差で使う場合も、間に必ず水で十分に流してください。素材によっては使えない洗剤もあるため、家電や建材は取扱説明書の記載を優先します。

最低限そろえる掃除道具

中性洗剤 キッチン・家具・床など、素材を選ばず広く使える基本の1本
重曹 油汚れ・皮脂汚れなど酸性の汚れ向き。コンロ・換気扇に
クエン酸 水垢・石けんカスなどアルカリ性の汚れ向き。蛇口・鏡に
塩素系カビ取り剤 浴室のパッキン・ドアレールのカビに。酸性洗剤との併用は不可
マイクロファイバークロス 洗剤用・水拭き用・乾拭き用に3枚以上あると作業が止まらない
古歯ブラシ サッシの溝、排水口、蛇口の根元など細部用
ゴム手袋 洗剤による手荒れ防止。冬場は特に必須

脚立・踏み台の使い方と高所の注意点

照明やエアコン、カーテンレールなど、大掃除は高い場所の作業が集中します。製品評価技術基盤機構(NITE)は、年末の大掃除における踏み台・足場台の事故について注意喚起を行っています。防止のポイントとして挙げられているのは、「身を乗り出す、つま先立ちするなど無理な体勢で使用しない」「昇降面を向いて昇り降りする」「開き止め金具(止め金具)をしっかりロックし、安定した地面に設置する」「室内ではスリッパや滑りやすい靴下を避け、屋外では滑りにくい靴を履いて使用する」という4点です(NITE「新年を安全に”踏み”出そう!~年末の大掃除での踏み台・足場台の事故に注意~」/2026年8月29日時点)。加えて、椅子やカラーボックスなど脚立以外の家具に乗るのは避けてください。年末に転倒すれば、掃除どころか年始の予定がすべて飛びます。

monocow編集長/処分・片づけ担当
shin_skywalker
高所作業で僕が絶対にやらないと決めているのは、手を伸ばせば届くから、と一段上でごまかすことです。照明のカバーって、外すときに両手が塞がるんですよね。しかも冬の室内で、靴下かスリッパ。この状態でつま先立ちして身を乗り出すのは、転ぶための条件が全部そろっています。NITEも防止のポイントとして「身を乗り出す、つま先立ちするなど無理な体勢で使用しない」「昇降面を向いて昇り降りする」を挙げている。面倒でも脚立を動かして、正面から作業する。これだけで転倒のリスクはかなり下がります。年末に転べば、掃除どころか年始の予定も全部飛びます。届かないと感じた時点で、道具か位置を変えていい——そう決めておけば十分です。

大掃除のよくある質問

Q. 大掃除はいつやるのがいい?

日本では古くから12月13日を「すす払い」の日とし、この日から正月の準備を始める風習があります。逆に、12月29日は「二重苦」に通じる、31日は「一夜飾り」になるとして年神様を迎える準備には避けるべきとされてきました。実務的にも、29日以降に始めると不用品を年内に出せず、そのまま年を越すことになるため理にかなっています。12月中旬から下旬前半に済ませておくのが現実的です。

Q. 全部終わらなかったらどうする?

終わらなくて問題ありません。優先すべきは「1年に1回でないと落ちない汚れ」で、換気扇・エアコンのフィルター・窓とサッシ・浴室のパッキンあたりが終わっていれば十分です。残った項目は年明けの1〜2月に回してかまいません。むしろ年明けのほうが、混雑もなく気温も安定していて作業しやすい場所もあります。ただし、粗大ごみの処分だけは年内に段取りを終えておくと、年明けが格段にラクになります。

Q. 家族や子どもにどう分担させる?

「手伝って」では動きません。場所と所要時間をセットで指定するのがコツです。「窓のサッシ、この2枚を歯ブラシで15分」のように、範囲・道具・時間の3点を渡すと、子どもでも最後まで終わらせやすくなります。高所作業や塩素系洗剤を使う場所は大人が担当し、子どもには床の拭き掃除、下駄箱の靴並べ、おもちゃの仕分けなど、安全で成果が見える作業を割り当ててください。仕分けは本人に決めさせると、その後も散らかりにくくなります。

Q. 業者に頼むといくら?

ハウスクリーニングの料金は、部屋数・作業範囲・地域によって大きく変わるため、一律の相場を示すことはできません。エアコン1台だけ、換気扇だけといった箇所単位の依頼と、家全体のパック料金でも考え方が異なります。必ず複数社から見積もりを取り、作業範囲と追加料金の有無を書面で確認してください。年末は予約が埋まりやすいため、依頼するなら早めに問い合わせておくと選択肢が残ります。

まとめ

大掃除は、リストを増やす作業ではなく削る作業です。先に不用品を出し切り、残った時間を1年に1回しか落ちない汚れに集中させる——この形にすれば、半日でも成立します。粗大ごみの受付から収集までにかかる日数と、年末年始の受付休止日はお住まいの自治体の公式ページで必ず確認してください。状況別の進め方を最後にまとめました。

状況 12月にまとまった休みが取れる
おすすめ 上旬に粗大ごみ申込→中旬に洗濯物と収納→下旬に水回り・窓・床。3日に分ける版
状況 1日しか時間が取れない
おすすめ 「必須」項目のみの1日版。開始10分でつけ置きを仕込み、上から下・奥から手前で一気に進める
状況 半日以下しか取れない
おすすめ 玄関・リビング・トイレの3か所+換気扇・エアコンフィルターに絞る
状況 捨てたい家具・家電が多い
おすすめ 掃除より先に粗大ごみの申込を12月上旬までに完了。受付休止日と年内最終収集日を自治体公式ページで確認
状況 来年ラクにしたい
おすすめ 月1回30分の小掃除に振り分け、年末は換気扇・エアコン・窓だけにする

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