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茶釜とは?
茶釜は茶道で使う道具のひとつです。使用用途はお湯を沸かすために使うためのもので一度にたくさんの水をいれることができます、やかんのように注ぎ口は付いていないので柄杓を使ってお湯をすくいお茶を点てます。素材は主に鉄でできており見た目も骨董品のような風合いがとてもおしゃれなものが多いのが特徴です。また、この鉄製の茶釜でお湯を沸かすと鉄分が含まれた水になりますので、鉄分の摂取ができてお湯もまろやかになりますよ。
茶釜の使い方は?
茶釜を使用する際には様々な点を気をつけながら使う必要があります。まず、茶釜は鉄製のものなので錆びやすいという特徴があります。錆の原因は水気を残す以外にも手の油分が触れただけでも発生してしまうことがありますので、茶釜を持つ際にはタオルや風呂敷など厚手の布をかぶせて持ちましょう。使用前にはそのまま茶釜に水を入れるのではなく、ぬるま湯などで茶釜を温めてから茶釜の八分目くらいまで水を注ぎ、炉にかけてお湯を沸かします。使い終わったらしっかりと水気を取って錆びないようにお手入れをしましょう。
茶釜の価格は?
茶釜の価格は安めのものから10万円を超える効果なものまで様々です。高価な茶釜はおおよそ10万円以上、炉のセットなどなら20万円ほどするような茶釜もあります。高級なものを購入できない場合は1万円前後の安めの価格の茶釜もありますので、確認をしてみましょう。ネットならフリマサイトやオークションでお手頃な価格で購入できるものもあります。ただし、中古の場合他の人が使用しているものも多いので、購入前には価格だけではなく茶釜の状態をよく確認をして購入するようにしましょう。
茶釜の選び方
形状で選ぶ
茶釜を選ぶ際には自分の好みにあった形状のものを選ぶのが一番良いでしょう。ですが、実は茶釜の形は物によって大きく異なり、何十種類もあるものでもあります。よく見かける丸型の茶釜だけでも表面に彫られた文様の種類で雰囲気が大きく異なってきますよ。形状にしても丸型以外にも薄型のもの、寸胴型のもの、ユニークなものになると富士山のような形状の茶釜まであります。豊富な種類なので、自分好みのものを予算と相談しながら見つけてみてくださいね。
熱源で選ぶ
茶釜にいれた水やお湯を沸騰させる際に必要な熱源は、本格的な茶道の場では基本的には炭などを使用します。個人での使用で炭を用意するのは難しいですし手間もかかってしまうかも、とお考えの方もいるかも知れませんが、茶釜は製品によってはコンロやIHヒーターに対応しているものもありますので、手軽に使いたい方は身近な熱源に対応している茶釜を選ぶと良いでしょう。それぞれ何の熱源に対応しているかは茶釜ごとに書かれているので、チェックしてみましょう。
使用できる炉の種類で選ぶ
基本的に茶釜でお湯を沸かすために使用する炉は2つのものがあります。ひとつめが「炉」で囲炉裏のことです。畳をくりぬいてそこへ炭と如くを置き茶釜を乗せてお湯を沸かします。主に冬の寒い時期に使い、春頃には風炉(ふろ)に切り替えます。風炉釜は夏でも使用できる畳の上に乗せて使用するものです。炉で使用する茶釜は大きく、風炉専用の茶釜は小さいという特徴があります。個人で使用する場合には手軽に使える風炉釜を用意しておくと良いでしょう。
茶釜のおすすめ人気ランキング10選
ここからは茶釜のおすすめ商品をランキング形式でご紹介いたします。選び方を参考にしながらぜひ、お気に入りの茶釜を見つけてみてくださいね!
第10位:置炉釜 IH置炉対応
「笠釜」と呼ばれる、昔の日本で使用されていた頭にかぶる笠のような形状をしている茶釜です。浅めの形状をしており、欠けたような形状をしているので、骨董品のような風合いを感じることができるのが特徴の茶釜と言えるでしょう。置炉という畳の上において使用する専用の炉で使うことが可能で、熱源は直火とIHに対応しています。IH専用の熱源を使用するときは、IHヒーター内臓の置炉を使用することができますよ。
第9位:伊藤庄鋳造 茶釜 風炉釜 住吉
丸みを帯びた形状が特徴的な大きめサイズの茶釜です。茶釜のサイズは直径約21cmほどで、たくさんのお湯を入れて沸かすことができる大きさとなっています。茶釜の本体に描かれている橋の模様は住吉大社にある「住吉反橋」と呼ばれる橋で、趣のある印象を感じることができるでしょう。また、茶釜の両サイドには穴が開けられており、そこへ輪を通すことで本体を持たずに輪を持って持ち運ぶことができるようになります。
第8位:徳増茶道具専門店 IH対応置炉 置炉セット
「笠釜」と呼ばれる浅めの形状をした独特な見た目の茶釜と、茶釜のお湯をわかすために使用できる専用のIHヒーターを内蔵した置炉がセットになった商品です。古風な見た目の茶釜は置炉専用の形状のもので、熱源はIHだけではなく直火でも使用することができます。IHの置炉を使うことで火を使いませんので、常に安全に茶釜でお湯をわかすことができるようになりますよ。セット価格としては安めなので、初めて茶釜を購入する方にもおすすめです。
第7位:伊藤庄鋳造 茶釜 炉釜 万代屋
丸みを帯びた形状の茶釜です。ゴツゴツとした模様や荒めの地肌が骨董品のような雰囲気を感じさせて、どのような場所に置いても違和感なく馴染んでくれることでしょう。使用できる熱源は直火のみで、IHヒーターなどには対応していませんので注意が必要です。また、茶釜の量最後の部分には穴が開いている装飾があり、その穴へ輪を通すことで茶釜を持ち運ぶ際の持ち手となりますので、茶釜本体を保つ必要がなくなります。
第6位:伊藤庄鋳造 茶釜 風炉釜 阿弥陀
丸みを帯びた形状が特徴的な大きめのサイズの茶釜です。この茶釜の「阿弥陀」という名前は、千利休が阿弥陀堂で秀吉に茶を点てた際に使用した茶釜をモチーフとして作られたことからこの名前がつけられています。直径約21cm、高さ約20cmの茶釜ですので、たっぷりのお湯をわかすのに最適なサイズと言えるでしょう。釜の両サイドには輪を通すことができる穴も空いていますので、取手として使うことができますよ。
第5位:伊藤庄鋳造 茶釜 筒釜 松地紋
「筒釜」と呼ばれる肩の部分が平らな寸胴のような形状をしているのが特徴の茶釜です。真っ直ぐでシャープな形状をしている茶釜で、茶釜の本体部分には松の葉を模した模様が描かれているのもおしゃれな雰囲気も感じさせてくれることでしょう。サイズも大きめの茶釜になっていますので、たっぷりのお湯も沸かすことができますよ。また、茶釜の両サイドには茶釜の取手となる「輪」を取り付けることができる穴がありますので、持ち運びもしやすくなります。
第4位:徳増茶道具専門店 IH対応茶釜 風炉釜
丸みを帯びた形状で、ザラザラとした地肌が特徴的な大きめサイズの茶釜です。茶釜のサイズは高さが約21cm、直径が約22cmくらいなので、お湯をたくさん入れて沸かすことができるサイズとなっています。また、風炉専用の茶釜で、使用できる熱源は炭火などの直火だけではなくIHヒーターを使うことができますので、安全に使用することができますよ。また、茶釜と一緒に持ち手にすることができる「輪」が付属していますので、茶釜に通すことで持ち運びが便利になります。
第3位:伊藤庄鋳造 茶釜 風炉釜 富士
肩が反り返ったような形状をした文字通り富士のような見た目をしているのが特徴の茶釜です。茶釜のザラザラとした地肌が特徴で、茶釜としての風合いを損なうことなく様々な場所で使いやすいでしょう。風炉専用の風炉釜になっており、使用できる熱源は木炭などを用いた直火のみですので注意が必要です。また釜についている穴に輪を通すことで持ち手となりますので、茶釜本体を手の油分などで汚す心配も少なくなります。
第2位:伊藤庄鋳造 茶釜 筒釜 糸目
筒状の形をした筒釜で、地肌に糸目模様を入れた見た目が特徴の茶釜です。模様が入りながらも落ち着いた雰囲気の茶釜ですので、どのような場所においても違和感なく空間に馴染んでくれることでしょう。茶釜には持ち手にするための「輪」を取り付ける穴も空いていますので、本体を抱えることなくスムーズに茶釜を持ち運ぶこともできるようになりますよ。サイズも大きめになっていますので、たっぷりの水を入れてお湯をわかすことができます。
第1位:伊藤庄鋳造 茶釜 炉釜 浜松
茶釜ではスタンダードな見た目の丸い形状をした丸窯タイプの茶釜です。茶釜の地肌には海と浜、そして浜に立つ松の木を描いてあり、シンプルな見た目ながら趣を感じることができる茶釜となっています。直径約24cm高さが約20cmほどのサイズになっていますので、多めのお湯も問題なく沸かすことができる茶釜です。茶釜の肩の部分には持ちての「輪」を取り付ける穴も付けられていますので、持ち運びもしやすいです。価格も安めな炉釜です。
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茶釜で暮らしをもっと快適に
いかがでしたか。茶釜というのは茶道をやる際にお湯を沸かす道具として必須のアイテムとなります。茶釜を使うための炉によって茶釜の種類は違ってきますが、基本的には囲炉裏がなくても使える風炉釜を選ぶことで使いやすくなるでしょう。また、熱源も直火だけではなくIHに対応したものもありますので、状況に合わせて使いやすいものを選びましょう。皆さんもこの記事を参考に、自分に合った茶釜を探してみてくださいね。