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リビングボードとは?
「リビングボード」と聞いても、しっくりこない方がいるかもしれません。リビングボードとはリビングに置く飾り棚や収納棚のことで、ブックシェルフやTV台などもリビングボードに含まれます。メーカーやブランドによってもその呼び方が変わってきますが、リビングに置く棚のことなので、戸惑わないようにして下さいね。リビングボードは大きく分けて4種類あります。飾り棚としての役割も兼ねている「サイドボード」、見せるためのショーケースとしての役割がある「キュリオボード」、TVを乗せる「テレビボード」、壁面に沿って置く収納力に優れた「シェルフ」などあるので、選ぶ時の参考にしてみましょう。
リビングボードの選び方
種類を選ぶ
サイドボード
サイドボードは元々、食堂で食器などを片付けるために壁際に置かれていた収納棚を指していました。それが次第にリビングへと移動し、今ではキッチンよりもリビングで使うことが多くなっています。一般的に、背が低く横幅が広い収納棚のことをサイドボードと呼びます。サイドボードには引き出しや扉が付いていることが多く、中に色々な雑貨を片付けても直接目に触れにくいので、インテリアの邪魔をしないのが大きな魅力です。リビングに置く大型家具になるので、北欧風やヴィンテージ風など、好みのインテリアに合ったものを選びたいですね。
テレビボード
テレビボードはテレビを置くための収納棚で、テレビ台と呼ばれることもあります。上にテレビを乗せ、棚の内部にはAV機器やゲーム機器などが収納できるようになっており、背面は配線がしやすいよう背板に穴が開いていることもあります。部屋の角に置いて使えるよう、三角状になったテレビボードもあります。ワンルームなどにぴったりの小型サイズから大型サイズまで、幅広くサイズ展開しているので、自宅にあるテレビがきちんと乗せられるのか注意して選びましょう。
キュリオボード
キュリオボードはメーカーやブランドによってはコレクションケースという名称が付いていることもあります。 元々は趣味で集めたものや見せるための絵皿などを飾るショーケースとしての役割を果たすもので、中にある物がよく見えるよう扉がガラス張りになっていることが多いです。立った目線でよく見えるよう、背の高い収納家具になります。正面だけガラス張りになっているもの、両サイドと合わせて三面がガラス張りになっているものなどがあります。
シェルフ
シェルフはシンプルな構造の収納棚で、基本的に扉や引き出しはほとんどついておらず、オープンタイプの収納棚です。見せる収納はもちろん、趣味の雑貨などを飾る飾り棚としても使えますし、本棚としても活躍します。ブランドによってはユニットタイプのシェルフがあり、自分でパーツを組み合わせてカスタマイズできる商品もあります。カゴなどを使えば雑貨を目隠ししながらシェルフ内に収めることもできます。オープンタイプなのでアイデア次第で色々な使い方ができるのもポイントです。
素材を選ぶ
無垢材(天然木)
無垢材は丸太から切り出した木材のことで、100%天然木です。接着材などを使っていない、自然の状態の木材です。無垢材でできたリビングボードは使っていくうちに木に独特の風合いが生まれ、それが魅力の一つになります。無垢材には湿度を調整する作用があり、湿度によって木が膨張したり縮んだりすることがあります。そのため、割れやヒビなどが入りやすいという欠点もあります。一般的にほかの材料でできた製品よりも値段が高く設定されていることが多いです。
突き板(天然木化粧合板)
突き板は、木材を薄くそいで切り出した板のことを指します。作られる製品によって突き板の薄さは変わってきますが、0.3から1㎜程度の厚さが多いとされています。天然木を用いているので、無垢材のように自然ならではの風合いが楽しめるのが特徴です。突き板を合板やMDFと接着し塗装などで仕上げたものは、「天然木化粧合板」や「突板化粧板」、「天然突板仕上げ」、「突板張り合板」などと呼ばれます。メーカーによって呼び方が違うので注意しましょう。
プリント紙化粧合板
プリント紙化粧合板とは、2~3mmぐらいの厚さの薄い合板に木目などを印刷したプリント紙を貼り、その上からアルミルキド樹脂系のなどを使って上げ塗装を施したものを指します。同じ柄の板を大量生産することが可能なので、同じプリント柄で家具を揃えることもできます。メーカーによっては同じシリーズで色々な商品を出していることがあるので、揃えれば統一感のあるインテリアが楽しめます。無垢材に比べ、値段もお手頃なことが多いです。
MDF(中質繊維板)
MDFはMedium Density Fiberboardの略で、中密度繊維板もしくは中質繊維板と呼ばれることもあります。木質繊維を原料とする成型板、つまりファイバーボードの一種で木材と同じように軽くて加工しやすく、無垢材のような反りやヒビなどがないので使いやすいとされています。素材としてはラワン、ラジアータパイン、カラマツ、スギ、あるいはリサイクル素材などが使われ、値段も安価なのが特徴です。家具類に使われることが多い素材の一つです。
サイズを選ぶ
リビングボードを選ぶ時はそのサイズに注意しましょう。中に何を収納するのか、どのような目的で使うのかによっても選ぶサイズは変わってきます。特にテレビ台としても使う場合は、テレビの大きさとのバランスにも気を付けたいですね。背が高くて幅も広いタイプのサイドボードだと圧迫感を覚えるかもしれません。リビングに置く場合は他の家具との相性もよく検討するようにしましょう。たとえば同じシリーズのテレビボードとシェルフを組み合わせてみるのも一案です。
リビングボードの人気ブランド・メーカーは?
ニトリのリビングボード
ニトリには扉付きのキャビネットや引き出しや扉の付いたサイドボードなど豊富に揃っています。サイズも背の高いタイプから幅の広いタイプまで様々です。素材も天然木のオーク材やプリント紙化粧繊維板などあるので、好みのものが見つかることでしょう。テレビボードやシェルフも色々あるのでチェックしてみてください。価格が安いのにつくりがしっかりしたものが多いので、予算に限りがある方にもおすすめです。
カリモクのリビングボード
カリモクにはサイドボードやテレビボード、キャビネットなど一通り揃っています。公式サイト内には3Dシミュレーターがあるので、希望する家具を選んで部屋のレイアウトを考えることもできます。カリモクにはカスタムオーダーマインというシステムがあり、この指定のマークがついている商品は色やデザインをカスタムデザインすることが可能です。既製品ではいまいちピンと来ない、部屋のインテリアとの相性が気になるといった場合はこのシステムを利用してオリジナルのリビングボードを作ってみるのも名案です。
IKEAのリビングボード
北欧風やナチュラルスタイルのインテリアが好きな方にはIKEAのサイドボードやシェルフ、キャビネットなどがおすすめです。縦置き、横置きの両方に対応できる商品やオプションで扉やボックスなどを付けて好きなようにカスタマイズでき、自由度が高いのも魅力です。たとえばシェルフユニットであれば、お好みのサイズのものを並べたり重ねたりして使うのも良いですね。シンプルなデザインのものが多いので、ほかのインテリアに合わせやすいのも魅力です。
サイドボードのおすすめ人気3選
ニトリ サイドボード(Nブレイス 120SSB)
両サイドはガラス扉なので、見せる収納にも使えます。手前に開く扉式ではなく引き戸になっているので、物を出し入れする時に場所を取りません。真ん中には引き出しが4杯ついているので、見せたくない雑貨を収納するのにもぴったりです。
カリモク キャビネット(QT5015E000)
しっかりとした作りで重厚感のあるキャビネットなので、これ一つでリビングに高級感が生まれます。カスタムオーダー可能となっており、木部塗装色を選ぶことができます。ほかにもサイズ違いがあるので、揃えてみるのも良いですね。
IKEA ヘムネス(HEMNES)
パインの無垢材から出来ているので、長く使えば使うほど良い味が出てきます。シンプルなデザインなので使いやすく、扉や引き出しが付いているので中に収納している物を目隠しできます。同じシリーズでほかの家具もあるので、ヘムネスシリーズで揃えて部屋に統一感を出すのも素敵です。
テレビボードのおすすめ人気3選
ニトリ パイン無垢材を使用したテレビボード(テレビボード120)
無垢のパイン材を使用しているので、使い込むほどに色があめ色になるのも楽しみなテレビボード。ナチュラルスタイルやカントリー調のインテリアとの相性も抜群です。両サイドに扉付き収納と引き出しが付いているので、見た目がにぎやかになりがちなDVDやゲームソフトなども目隠しできます。
カリモク CANVAS(キャンバス)
シンプルながらも、巾木よけが見えないように設計された、こだわりのデザインのテレビボード。ホコリが溜まりがちなテレビボード下は、お掃除ロボットが通過できるようスペースがあいているので掃除面でも便利です。赤外線が通過しやすい構造になっているので、扉内部にAV機器を収納したままの状態でリモコン操作が可能です。
IKEA ブリムネス(BRIMNES)
ブリムネスシリーズのテレビ台は、すりガラスの付いた大きな引き出しが特徴。引き出しの中にはたっぷりと収納できるので散らかりがちなCDやヘッドフォンなどもすっきりと片付けられます。オープンスペースにはAV機器を置いたり、見せたい雑貨を並べたりしても素敵ですね。
キュリオボードのおすすめ人気3選
ニトリ コレクションボード(セアS 60 WH)
扉だけでなく両サイド、さらに棚板にもガラスを使っているので、中に収納したコレクションを美しくきれいに見ることができます。こだわりの食器や趣味のフィギュアなど、お気に入りを入れて飾れば眺めているだけで気持ちもうきうきと楽しくなりそうです。
カリモク 食器棚コロニアル
ヨーロッパの家にありそうな重厚感あふれる食器棚は、ガラス扉なので、中に収納したものを美しく演出します。上には見せる収納、下は見せない収納というようにメリハリをつけることができるので、リビングでの使い勝手も抜群です。
IKEA ロマルプ(LOMMARP)
昔ながらの食器棚からインスピレーションを得て、現代でも使いやすいようにアレンジしたデザインが魅力のキャビネット。すっきりとしたデザインなので重たい印象になり過ぎず、ほかのインテリアとも合わせやすいのがポイントです。
シェルフのおすすめ人気3選
ニトリ 簡単組み立てシェルフ(Nクリックシェルフ ノワエトレミ7093 MBR)
好きな角度に自由に使えるシェルフなので、中に収納したいものに合わせて上下左右を変えてみるのも楽しいですね。模様替えをしたくなったら向きを変えてみましょう。工具なしで組み立てられるのでDIYが苦手な方にもおすすめです。
カリモク 書棚(QS5082MY)
シンプルで使いやすいスタイルの書棚は、リビングボードとして使うのにもぴったりです。幅広なので、本を立てるだけでなくお気に入りの花器やお皿などを並べてもよいですね。オーク突板を使っているので、高級感もあります。
IKEA フィェルキンゲ(FJALKINGE)
抜け感のあるデザインが印象的なシェルフユニット。必要であれば別売りの引き出しユニットを付けることもでき、使いやすいようにカスタマイズできるのもIKEAならではです。スチール製なので耐久性があり、長く愛用できます。
リビングボードの売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、リビングボードのAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
リビングボードで収納をもっと便利に
今回はリビングボードについてご紹介しましたが、いかがでしたか。ニトリやカリモク、IKEAなどを覗くと使い勝手が良く見た目も素敵なリビングボードが数多く揃っています。リビングボードがあれば散らかりがちなリビングの雑貨もすっきりときれいに片付けられます。今回の記事を参考にして、ぜひお気に入りのリビングボードを見つけてみて下さいね。