目次
無水調理鍋とは?
無水調理鍋とは、蓋が付いたしっかりとした作りの鍋で、熱源から伝わる熱で内部の食材に水を足すことなく優しく調理できる鍋のことです。食材がもともと含んでいる水分から発生した水蒸気で膜ができ、重いフタとともに気密性の高い状態を内部に作り出します。普通の鍋に比べ、フタや本体がしっかりとした作りのものが多いのも特徴の一つです。
無水調理鍋の魅力は?
無水調理鍋の魅力といえば、水に溶けやすいビタミンやミネラルを料理の中にそのまま閉じ込められるところにあります。普通に水を加えた調理だと、火を通しているうちに野菜の栄養分が水に溶けだしてしまうのでうま味なども減ってしまいます。しかし無水調理鍋であればこういった栄養分もまるまると摂取でき、さらに食材が持っているうま味成分のおかげで調味料も最低限で済みます。化学調味料をあまり使いたくない、栄養が気になるという方に無水調理鍋はおすすめです。
無水調理鍋の使い方は?
圧力鍋では、熱い蒸気の力で短時間で調理しますが、無水調理鍋の場合は弱火や中火で時間をかけてぐつぐつ煮込んで調理するようにしましょう。無水調理鍋はその構造上、熱をじんわりと食材に伝え優しく煮込むのが得意なので、強火で短時間で済ませる調理方法は向いていません。調理するときは、鍋底に食材がこびりつかない程度に少量の油をひき、カットした食材を投入したら蓋をして弱火もしくは中火でゆっくりと調理します。調理中は蒸気が逃げないよう、頻繁にフタを開けないようにしましょう。
無水調理鍋の選び方
素材で選ぶ
無水調理鍋にはアルミやステンレス、ホウロウ、土製などがあります。どんな素材で鍋ができているかによって、調理できる料理が変わってきます。作りたいメニューに合わせて鍋の素材を選んでみるのもよいでしょう。アルミ製は軽くて使いやすいのが魅力ですが、鍋底に食材がこびりつきやすい、酸化しやすく料理が冷めやすいというデメリットがあります。ステンレス製は丈夫で長持ちする反面、熱伝導率が低いので温めるまでに時間がかかることがあります。ホウロウ製は温めると冷めにくいので、煮込み料理にぴったりですが、衝撃に弱いという欠点があります。土製の鍋は、ホウロウ製と同じくしっかりと熱をキープして調理できるものの、温度差や衝撃で傷みやすいので要注意です。
サイズで選ぶ
無水調理鍋は普通の鍋と同じくサイズもいろいろです。直径20cmであれば2~4人分に対応でき、おかずやメインディッシュなど幅広く使えます。炊飯する場合2~3合にちょうど良い大きさです。直径24cmの鍋は4~6人分の調理に向いており、まとめて作ってあとは保存しておきたいという方にもぴったりです。炊飯の場合4~5合に向いています。料理の種類によってサイズ違いを一つずつ揃えておくと便利ですが、最初の一つを選ぶのであればまずは20cmサイズがおすすめです。
機能性で選ぶ
鍋で煮込み料理をしたときに悩むのが、底のこびりつきです。エンボス加工やセラミック加工、フッ素樹脂加工などこびりつき防止の加工がされているとお手入れがかなり楽になります。また無水調理鍋を選ぶときは対応している熱源に着目することも大切です。特にアルミや土製はIH非対応の商品が多いので注意しましょう。キャンプなど、アウトドアレジャーで使う場合はガスでも使える鍋だと便利です。煮込み料理では吹きこぼれが気になりますが、フタの溝が深いタイプであれば密閉度が高く吹きこぼれの心配も少なくて済みます。
無水調理鍋のおすすめブランド・メーカーは?
アイリスオーヤマの無水調理鍋
アイリスオーヤマにはセラミックコーティングが施された無水調理鍋があり、食材のこびりつきがなくお手入れがしやすくなっています。フタに蒸気切り替えレバーが付いているので、無水調理だけでなく加水調理にも使えます。サイズは20cm、24cmがあり、それぞれ深型と浅型があるのでニーズに合わせて選んでみましょう。ほかブランドに比べ、価格が良心的なので、初めて使う無水調理鍋を探している方におすすめです。
ストウブの無水調理鍋
ストウブの鋳鉄製の無水調理鍋は、日本だけでなくフランスを中心とした海外でも人気の商品です。本体やフタはかなり重く、その分蒸気をしっかりと閉じ込めて、中まで緩やかにぐつぐつと煮る効果に優れています。定期的に新色が発売されるなど、そのカラーラインナップの豊富さも人気の一つです。調理したい料理に合わせ、形状やサイズもいろいろなので、使い勝手の良いものを探してみましょう。デザインもおしゃれで、キッチンに飾っておくだけで見栄えがします。
ル・クルーゼの無水調理鍋
ル・クルーゼの無水調理鍋は鋳物で、優れた熱伝導率と独自のスチームコントロール機能によりどんな食材もおいしく仕上がると定評があります。丈夫な作りで、毎日使っても100年は使えるといわれており、海外でも親から子へ受け継がれることが多々あります。色やデザインも豊富で、無水調理鍋以外にもグラタン皿など多くの商品をラインナップしているので、セットで揃えてみるのもよいでしょう。
無水調理鍋のおすすめ人気ランキング10選
ここからは無水調理鍋のおすすめ商品をランキング形式でご紹介いたします。選び方を参考にしながらぜひ、お気に入りの無水調理鍋を見つけてみてくださいね!
第10位:バーミキュラ オーブンポットラウンド 22cm
バーミキュラの鋳鉄製の無水調理鍋は、表面にはホウロウ加工が施されているので食材がこびりつきにくく、耐久性に優れています。サイズは直径22cm、重さは4.2㎏、熱源は直火、IH、オーブン、ハロゲンに対応しています。「世界一、素材本来の味を引き出す鍋」をポリシーに、日本国内にいる熟練職人の手により作られた無水調理鍋なので品質も安心です。レシピブックが付いているので、参考にしながらいろいろな料理にチャレンジしてみましょう。
第9位:アイリスオーヤマ 鍋 無加水鍋 両手鍋 20cm
アイリスオーヤマの無水調理鍋は、アルミ合金製の本体にセラミック塗装加工を施しているので、傷みにくい仕様です。こちらの商品は直径20cmとなっており、IH、ガスコンロ、オーブン、ラジエントヒーターに対応しています。熱伝導性に優れているので、強火の調理には向いておらず、弱火から中火で使用するようにしましょう。フタ内側にデザインされた小さな突起がうま味成分を含んだ水蒸気を集め、水滴として落とすことにより、食材の栄養分を逃がさずしっかりと閉じ込めます。
第8位:アペックスハート 無水鍋 無水料理 MZ-1217
家庭的であたたかな印象を与えるデザインの無水調理鍋「Mizuirazu鍋」があれば、加水することなく食材が持っている水分だけでおいしく調理できます。フタの裏側には無数の突起が付いており、この鍋底からフタにあたった水蒸気がこの突起から滴となって食材に落ちるよう考えられています。その効果で、食材本来が持つうま味成分をしっかりと凝縮した調理が可能です。本体直径は約17cmとなっているので、一人暮らしの方にも使いやすい大きさです。
第7位:シービージャパン 両手鍋 ブラック 18cm
無水調理鍋というと本体が重たい商品も多い中、こちらの鍋はアルミニウム合金にセラミック加工を施しているので、その重さ1kgと軽量です。中にたっぷりのシチューなどを入れても、比較的簡単に持ち上げられる重さなので使い勝手も抜群です。オリジナルの10個のレシピが付いているので、料理初心者の方でもこちらのレシピを見ながら無水調理にチャレンジできます。無水調理だけでなく普通の調理にも使えると大好評の商品です。
第6位:staub ストウブ 「 ミニ ピコ ココット ラウンド グレー 12cm 」
ストウブのミニピコココットは、直径12cmの小型無水調理鍋となっており、一人分の熱々料理をそのままテーブルに出すときも便利です。小さいながらもIH、ガス、オーブンに対応しておりオーブンに丸ごと入れて調理も可能です。家族の人数分揃えて、そのまま食卓に出せば熱々のままおいしい料理が堪能できます。可愛らしいサイズ感とデザインで、キッチンカウンターに並べてもおしゃれです。フランスの一流シェフも愛用しているというストウブの無水調理鍋を、初めて手に入れるという方におすすめです。
第5位:HALムスイ KING無水鍋(R)18 両手鍋 18cm
アルミニウム合金鋳物製の鍋で熱伝導率に優れているので、火の通りが早くスムーズに調理できます。ムラなく均一に熱を伝えるので、必要時間以上火を通す必要がなく、電気代の節約にもつながります。これ一つで蒸す、煮る、茹でる、炊く、炒める、揚げるといった調理がすべてできるので、とても便利です。マルチに使える鍋が一つあれば、目的に合わせて鍋の数をそろえる必要がないので、収納もコンパクトに収まります。
第4位:ビタクラフト 両手鍋 アリゾナ 21cm レシピ付
ステンレスとアルミの5層構造になっているので熱伝導率が高く、素材のうまみをしっかりと閉じ込めながら煮込むことができます。持ちやすい両手鍋で、直径は約21cmと日常使いしやすい大きさです。保温効果に優れているので、予熱調理も可能です。葉物類は、洗ったときについた水分だけで、特に加水することなくおいしく調理できます。耐久性に優れている鍋で、購入者の中にはこの鍋を30年以上愛用しているという方もいました。
第3位:武田コーポレーション レッド 無加水鍋Vapour
シンプルなデザインと赤色がキッチンのアクセントになりそうな、可愛らしいデザインの無水調理鍋です。アルミ合金でできた本体に、フッ素樹脂加工が施されているので、食材がこびりつきにくくお手入れも簡単になっています。直径は20cm、満水容量は2.55Lとなっています。フタの内側にあるたくさんの小さな突起のおかげで、うまみ成分を含んだ水蒸気が食材の上に水滴となって落ち、よりおいしさが凝縮された調理が可能です。
第2位:和平フレイズ 両手鍋 水なし調理 無水鍋 20cm
つるんとしたシンプルなデザインが特徴的な無水調理鍋です。調理中、食材から発生した水蒸気がシールの効果を発揮し、フタと本体をしっかりと密着させた状態での調理が可能です。フタと本体は別々に使うことができ、フタ単体でフライパン代わりにも使えます。収納スペースの限られたキッチンで、できるだけ調理器具の数は減らしたいという方にも便利な商品です。シチューやカレーなど、食材が持つうま味を活かしながらおいしく調理できます。
第1位:cotta 無水調理鍋 シルバー
cottaオリジナルの無水調理鍋があれば、加水することなく食材をそのまま調理してフタをするだけで、手軽に栄養満点のおいしい一品料理が作れます。フタと本体でセット使いができるだけでなく、フタ単体でフライパンとしても活躍します。フタ、本体両方ともIH対応です。重さ1.55㎏と軽いので、調理がしやすいと評判の商品です。有名ブランドの無水調理鍋に比べ価格もお手頃なので、気軽に使える無水調理鍋が欲しい方にチェックしてほしい商品です。
無水調理鍋の売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、無水調理鍋のAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
無水調理鍋で暮らしをもっと快適に
今回は無水調理鍋についてご紹介しましたが、いかがでしたか?無水調理鍋があれば野菜や肉類の持つ栄養分やうま味を活かした調理が可能です。健康にもよいので、今回の記事を参考にして使いやすい大きさ、素材の無水調理鍋を探してみてください。