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出刃包丁とは?
出刃包丁とは魚をさばくために使う包丁で、刃先が鋭く刃に厚みがあるのが特徴です。また、普通の包丁は表と裏の両面が先に向かって斜めになり細くなっているのに比べ、出刃包丁は片面のみが斜めに尖っています。出刃包丁は小さいものでは刃渡り10cmぐらい、大きなものだと刃渡り15cm以上となり、家庭用には大きすぎるかもしれません。自宅で使うのであれば15cm以内の出刃包丁が使いやすいでしょう。刃や柄の素材などもブランドやメーカーによっていろいろなので、手入れがしやすい素材、握りやすい柄などに注目して選ぶことが大切です。
出刃包丁の使い方は?
出刃包丁は片面のみが先に向かって斜めに尖っているため、まな板の上にある魚や肉に対して垂直に包丁を下ろしても食材はまっすぐに切れません。出刃包丁は横に寝かせ、右利きの場合は左側へおろすようにカットするときれいに切れます。左利きの場合は右側へ出刃包丁の先をおろすようにします。
出刃包丁の研ぎ方?
出刃包丁の切れ味が悪くなったり、刃先が丸くなってきたりしたら研ぎ時です。研ぎ石は「荒砥石」「中砥石」「仕上げ砥石」の3種類がありますが、一般家庭で研ぐ場合は「中研石」一つあれば十分です。砥石に対し、刃を45度に立てて刃先のみをかえりがでるまで研いでいきます。同時に気になる箇所の刃こぼれや型崩れを直しましょう。刃を立てて研ぐと刃先に二段刃が出来ます。研ぎ石を上手に使う自信がない場合は、「シャープナー」を使うのも一案です。
出刃包丁のお手入れ方法は?
出刃包丁を使った後は、刃についた脂はしっかりと洗い、水気を拭き取ってから保管するようにしましょう。水気がついたままだとさびてしまう可能があります。また、出刃包丁は長時間使わないままでいると、空気中の湿気により酸化して錆びることもよくあります。一定期間使わない場合は、刃にオイルを塗って酸化を防ぐようにしましょう。
出刃包丁の選び方
刃渡りのサイズで選ぶ
小出刃包丁は、刃渡り10cm前後あり、アジやさんま、イワシなどといった小さめの魚を丸ごとさばくのにちょうどよく、家庭で使う出刃包丁として人気があります。ハマチのような大きな魚もさばきたいのであれば、刃渡り15cm以上の本出刃包丁を選ぶのがよいでしょう。こちらはプロの料理人も愛用している本格的な出刃包丁となっています。包丁は刃渡りが長ければ長いほど、本体が重たくなってくるので、扱いやすい長さを選ぶことが重要です。
利き手で選ぶ
出刃包丁は基本的には片側だけに刃がついており、右利きの人が使うように想定して作られています。一左利きの方が使っても切れないわけではないのですが、使いにくく力の入れ具合が難しいため事故につながりかねません。少し価格は高くなりますが、左利きの方は左利き用に作られた商品を選ぶのがよいでしょう。利き手に合った出刃包丁を選ぶようにしてください。利き手に関わらず使える出刃包丁が必要であれば、両刃タイプがよいでしょう。
素材で選ぶ
出刃包丁を選ぶときはその素材にも注目しましょう。まず刃は切れ味の良さを重視するのであれば鋼タイプがおすすめです。しかし錆びやすいのでこまめなお手入れが必須です。手軽なお手入れで長く愛用できる出刃包丁がほしい場合は、ステンレス製を選びましょう。柄に使われている素材は、出刃包丁の持ちやすさに影響を及ぼします。一般的に家庭用に販売されている出刃包丁の柄は、「朴(ほう)」という木材でできているものがほとんどです。この木材は。軽くて水に強く、濡れた手で握っても滑りにくいので、初心者でも安心して使えます。プロ用の出刃包丁には、黒檀や水牛の角などが使われているものもあります。清潔に保ちたいのであれば、柄の部分までステンレスでできているものがおすすめです。
出刃包丁のおすすめブランド・メーカーは?
ニトリの出刃包丁
ニトリの出刃包丁は柄の部分までステンレスでできたものがあります。出刃包丁はサイズ幅6.5cm、奥行29.5cm、高さ2.8cmとなっており、小出刃包丁はサイズ幅5cm、奥行22cm、高さ2.5cmとなっています。鋭いステンレス銅を採用した刃先は切れ心地も抜群です。ハンドルのフォームは持ちやすいようになっており、柄の部分までステンレス製なのでいつまでも清潔に保てます。
出刃包丁のおすすめ人気ランキング10選
ここからは出刃包丁のおすすめ商品をランキング形式でご紹介いたします。選び方を参考にしながらぜひ、お気に入りの出刃包丁を見つけてみてくださいね!
第10位:佐竹産業 濃州正宗作 左利き用 片刃出刃包丁
刃物の街関発、佐竹産業のブランド濃州正宗作刺身和包丁は、左利きの方用に作られました。魚の三枚おろしや魚料理に役立ちます。刃物用に開発された特殊なステンレス鋼を刃の部分に採用し、熟練した技術を持つ職人が丁寧に刃付け加工を施しているので、切れ味も折り紙付きです。柄の部分は白木でできており、手にしたときの感触も快適でなじみやすく、使えば使うほど愛着が湧いてきます。刃渡りは155mmとなっています。
第9位:燕三条製 猫柄 燕の匠技 ステンレス 出刃包丁
鍛冶職人の町、新潟県燕三条の職人の手で作られた「燕の匠技 出刃包丁」です。刃の柄や背部分は太くて厚みがあり、先にかけて細く鋭くとがっています。 硬い魚の骨や鶏の小骨を砕いたり、刃先を動かして魚の内臓を取り除いたりなど、便利に使いやすい出刃包丁です。刃の部分はステンレス特殊刃物鋼を使い、柄の部分は天然の「朴(ほう)」の木でできています。猫の家族をイメージした柄が刻印されており、おしゃれで可愛らしいデザインも魅力です。
第8位:漁川 出刃包丁 右利き 家庭用
魚の三枚おろしや鶏肉、魚の骨などを砕くのにも便利な、右利き用の出刃包丁です。刃渡りは約180mmとなっており、適度な重さがあるので安定感のある使い心地です。刃にはお手入れがしやすく切れ味の良いステンレス銅を使っており、持ち手部分はブラジルコクタン木を採用しています。大型の骨を砕くのには向いていないので注意しましょう。初心者からプロまで使えるこの出刃包丁があれば、魚料理や鶏肉料理などに幅広く活躍します。
第7位:青木刃物 堺孝行 シェフ和庖丁 出刃
青木刃物製作所の出刃包丁は堺孝行シェフの監修のもとに作られた商品で、こちらの出刃包丁は刃渡り16.5cmとなっており、家庭で使うのに十分なサイズです。刃部分にはステンレス・銀三鋼を使っており、従来品に比べ錆びにくい性質を持っています。柄の部分には水牛と朴の木を採用しています。高品質の出刃包丁なので、友人や家族のへのプレゼントにも最適です。適度にお手入れをしながら長く愛用できる出刃包丁を探している方にぴったりの商品です。
第6位:ナガオ 魚さばき包丁 小 刃渡り145mm
これまで出刃包丁を使ったことがなく、初めてのそれを探している方におすすめの商品がこちらです。燕三条製の出刃包丁は、使いやすさ、丈夫さ、手入れのしやすさを考慮して作られており、出刃と柳刃をバランスよく取り入れているので、初心者の方にも使いやすくなっています。サイズは刃渡り14.5cm、全体の長さは27cmとなっているので、家庭で調理する材料のほとんどに対応しています。魚の骨もしっかりと砕ける頑丈さがあるので、マルチに活躍します。
第5位:佐竹産業 包丁 三徳包丁 日本製 170mm 濃州正宗作
国内で刃物の町として名高い、岐阜県関市で作られた包丁は刃の部分は手入れがしやすいステンレス製、柄の部分は白木が使われているので日常使いにぴったりです。刃渡り15.5cm、全長約28cmとなっており、アジ、サバ、鯛、イトヨリなど気持ちよくさばけると評判の商品です。刃の硬さも柔らかすぎず硬すぎないので、自宅でも研ぎやすい包丁です。女性だけでなく男性の手にも収まりの良い柄の太さなので、料理を楽しみたい男性にもおすすめの商品です。
第4位:下村工業 日本製 ヴェルダン 出刃 包丁 135mm
新潟の三条で刃物鍛冶として創業して以来、数多くの包丁を生み出している下村工業のヴェルダンシリーズの出刃包丁です。子の出刃包丁は同シリーズの他商品と同じく耐久性の高いモリブデンとバナジウムが添加されたステンレス刃物鋼を採用した上に、熟練の職人が丁寧に研いでいるので、軽くて滑らかな切れ味です。柄には丸みがあるので手のひらの中でおさまりが良く、ほどよい力加減で食材をカットできます。食洗器での使用が可能です。
第3位:貝印 KAI 出刃包丁 関孫六 銀寿 本鋼 105mm 日本製
刃物で知られる貝印の関孫六 銀寿シリーズに登場した本鋼製の出刃包丁です。鋼と軟鉄を合わせた切れ味の冴える伝統製法である、鍛造和造りで作られており、手仕上げ刃付けなので歯の切れ味も抜群です。サイズは22.3cm、4.5cm、2.1cmとなっており、重さは117gあります。柄には高級感があり、水に強い朴木を使用しているので、耐久性と使いやすさは折り紙付きです。箱から出したら自分自身で刃先を研いで使うのがおすすめです。
第2位:堺石藤 貞宗 出刃包丁 150mm 和包丁
1863年に創業した老舗「堺石藤」の出刃包丁「貞宗」は、熟練した鍛冶職人が一丁一丁その高いテクニックと経験をもとに火造りした高品質の出刃包丁です。魚の骨を切るために、ほかの包丁よりも刃が厚くて重くなっているので、どんな魚も簡単にさばくことができます。こちらの商品は刃はステンレスではないので、こまめなお手入れが欠かせません。刃のコンディションをベストに保つためにも、錆びないように注意しましょう。
第1位:貝印 KAI 出刃包丁 関孫六 ステンレス 150mm 日本製 うろこ取り セット
貝印では、自社のステンレス製出刃包丁の切れ味にとことんこだわり、一般的にステンレス製和包丁では難しいとされている糸切刃付けを、独自で開発した技術により実現しました。この出刃包丁は小刃が細かい糸切刃になっており、自宅で研ぎ直しがしやすいように計算されています。持ち手部分は積層強化木八角ハンドルとなっており、手に握ったときの安定感に優れています。また、持ち手は水に強くするための特殊加工が施されているので、長く愛用できます。
出刃包丁の売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、出刃包丁のAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
出刃包丁で暮らしをもっと快適に
今回は出刃包丁についてご紹介しましたが、いかがでしたか?魚をさばくときに便利な出刃包丁があると、料理の幅も広がります。出刃包丁は錆びないようにするために日ごろのお手入れが欠かせません。今回の記事を参考にして、長く愛用できる出刃包丁を探してみましょう。