土鍋の特徴は?
鍋料理やおでんで必須とも言える土鍋は、その名前の通り土(陶器)から作られたお鍋なので、鉄製のものとは扱い方が少し変わってきます。陶器は急に高温にかけたりすると破損する危険性があるので、火にかける際には水などはしっかりと拭いて、弱火からじっくりと温めていく必要があります。信楽焼や万古焼といった陶器の土鍋が多い反面、最近はセラミック製の土鍋というものも登場しており、IHに対応していたりと、近代的な暮らしにもすんなり馴染むような特徴を持っているものもあります。
土鍋の選び方
素材で選ぶ
前述したとおり、土鍋は様々な素材のものがあります。そして、表面がなめらかであったり、荒かったりと、手触りも違います。蓄熱性の高さも、素材で変わってきますので、土鍋の特徴をしっかりと確認をしておくことも大切です。お手入れを簡単に済ませたいなら、セラミック製を選ぶと、汚れを落としやすいのでおすすめです。対応する熱源も素材によって対応しているものとしていないものがあるので、事前に自分が使いたい熱源に対応しているかチェックをしましょう。
調理するもので選ぶ
一括りに土鍋と言っても、様々な形のものがあります。おでんや鍋料理をするなら、比較的よく見かける浅めの形状のもので良いでしょうし、ご飯を炊きたいとなると、ご飯炊き専用の丸い形の土鍋も視野に入れてみると良いでしょう。基本的にご飯専用でなくても、深めな形状の土鍋なら、炊飯にピッタリと覚えておくと良いでしょう。鍋料理意外に蒸したりする用途で使用したい場合は、やはり熱伝導率が良い、浅めの土鍋を選んでみましょう。
大きさで選ぶ
土鍋を購入する際に、使用する人数などによって、選ぶ土鍋の大きさも変わってきます。一人暮らしの方が使用する程度なら、6号サイズで丁度良いでしょう。2~3人なら7号程度、更に人数が増えるなら、その上の8号、10号…と、サイズを大きくしていけば、理想の土鍋に出会えることでしょう。また、煮込み料理をする場合ならば、少し大きめのものを購入し、多めに作れば美味しく作ることもできるので、そのような選び方もおすすめです。
日本製土鍋のおすすめメーカーは?
長谷園
伊賀焼を代表するブランドの「長谷園」。天保3年(1832年)の発祥以来、伝統と技術を守り続け、「登り窯」や「大正館」などが国の登録有形文化財になっています。長谷園の中でも最も人気が高い土鍋が「かまどさん」です。最近では、お米を炊くのは炊飯器が主流ですが、そんな中でも75万台売り上げた大人気の土鍋です。特徴は、火加減調整が不要であること。かまどさんは従来の土鍋よりも1.5倍近い厚みがあり、ずっしりとした重みがあるため保温性にも優れ、短い加熱時間でお米の芯まで熱が届き、初心でもふっくらつやつやのお米を炊くことができます。またふたが上ふたと中ふたの二重になっており、この二重のふたが圧力釜の機能を果たすので吹きこぼれが全くしないのも特徴です。
三鈴陶器
萬古焼の有名ブランドといえば四日市の「三鈴陶器」。昭和40年の創業以来、ご飯鍋・蒸し鍋・燻製鍋・パエリア鍋など、幅広い料理に使えるオリジナル製品を多数作り続けています。三鈴陶器の耐熱陶器に対するこだわりは高く、厳選した6種類の耐熱陶土と、20種類以上の釉薬を組み合わせることでさまざまな質感の焼き物を表現。土の管理から焼き上げ過程に至るまで、熟練した職人の技術によって高品質なもの作りが保たれています。
ハリオ(HARIO)
「ハリオ」は1921年に創業した耐熱ガラスメーカー。コーヒードリッパーやサーバーが有名ですが、近年耐熱ガラス加工の技術を活かして開発した「ガラス製のフタのある土鍋」が注目を集めています。ドーム型のフタは、耐熱ガラス製になっており、内側の凸形状により、食材から出た水分が細かい水滴になり、循環させ、旨味を逃さない構造です。また直火・オーブン・電子レンジOKで500度以上に耐える耐熱陶器の土鍋は様々な熱源に対応しています。
土鍋のおすすめ人気ランキング10選
ここからは土鍋のおすすめ商品をランキング形式でご紹介いたします。選び方を参考にしながらぜひ、お気に入りの土鍋を見つけてみてくださいね!
第10位:アデリア 燻製ができる鍋
普通の鍋料理や炊飯も可能ですが、この土鍋の最大の特徴は燻製を作ることができることです。いざ自分で燻製を作る用意をしようとすると、手間がかかってしまいがちですが、この土鍋なら、チップを用意して、付属の網を使えば簡単にお肉やチーズなどのあらゆる燻製を作ることができますよ。蓋がガラスでできているので、中の様子を見ながら、調理をすることが可能です。購入すると、お試し用のチップも付属しているので、気軽に燻製を作り始められます。
第9位:Essor グレイスラミック
洋風の土鍋で、直火だけではなく、オーブン、電子レンジ、オーブントースターにも入れることができるので、グラタンなどの焼き物料理も手軽に美味しく作れます。17cmというサイズなので、この容器をそのまま器として食卓に出しても違和感がありませんし、この土鍋一つでどんな料理でも対応できるので片付けも簡単ですね。一人暮らしの方もひとつあると、多用途で使えるので便利でしょう。
第8位:長谷園 伊賀焼 土鍋
伊賀焼は耐火性にとても優れた焼き物のひとつで、土鍋との相性が良い特徴があります。伊賀焼の土鍋で調理した料理はしっかりと火が通り、煮る、蒸す、焼くといったどのような調理方法でも、美味しく仕上がります。シンプルながら、使い勝手の良い形と素材で人気が高い商品です。優しい自然の色合いが目にも料理にも優しく、食卓に出せばより一層料理が美味しそうに見えることでしょう。
第7位:TAMAKI サーマテック IH土鍋
TAMAKI社が独自に開発した特殊加工が施されたこの土鍋は、調理中のこびり付きが起こりにくく、使用後の汚れも簡単に落としやすくなるように作られています。熱源はIHにもガスなどにも対応しています。大きさも1~2人程度での使用にちょうどよいサイズなので、片付けも簡単にサッと行いたいという一人暮らしの方にもピッタリの土鍋です。
第6位:パール金属 土鍋 さくら
桜のデザインが可愛らしいので、デザインなどにこだわりがある方におすすめの土鍋です。熱源はガスのみに限定されてしまいますが、パール金属社の土鍋はしっかりとした作りで、火の通りも抜群です。土鍋のサイズは小さめサイズの6号から大きい10号まで用意されていますので、使用する人数に合わせて選べるところも嬉しいですね。デザイン性からプレゼントなどにもおすすめです。
第5位:長谷園 燻製 いぶしぎん
丸みを帯びた形状のこちらの土鍋は、燻製が作れる土鍋として人気がある商品です。商品には専用の燻製用のチップと金網が付属しているのですぐに燻製作りが可能です。調理時間はミニサイズなら10分で完了。火にかけている最中に、本体と蓋の隙間に水を張るようにするシーリング効果で、燻製を作っている最中に発生する煙が外にもれず、匂いが気になりませんので、気軽に家庭で調理が可能です。
第4位:銀峯陶器 萬古焼 花三島
創業当時から変わらない素朴なレトロ感あるデザインが、とてもおしゃれです。シンプルな構造の基本的な土鍋ですので、こだわりはないけれども良い品質の土鍋が欲しい、という方におすすめしたい製品です。陶器であるため直火が可能な製品なので、電子レンジ、オーブンでの仕様も可能ですから、煮物以外の用途に使用することも可能です。火から外した後も保温性が高いので、いつまでも温かさを保てます。
第3位:銀峯陶器 萬古焼 菊花
ごはん炊きに特化したタイプの土鍋です。炊飯器で炊くよりも難しそうに見えそうな土鍋炊きのご飯ですが、意外にも炊飯器で炊くよりも早く、ふっくら炊きあがるなど、メリットもあります。調理方法を変えれば、おこげを作ることも可能です。こちらの土鍋は2合炊きから5合炊きまでのサイズがあり、蓋のカラーも7色用意されていますので、お好みのサイズと色を選べるので、デザインに拘りがある方にもおすすめです。
第2位:三鈴陶器 萬古焼 ご飯土鍋
丸みを帯びたフォルムと、古風なデザインが特徴的なご飯が炊ける土鍋です。5合炊きの土鍋でもそんなに大きく感じないサイズなので、一人暮らしの方などにもおすすめできる商品です。弱めの火加減で、難しい手順も必要なく、ご飯を炊いている最中の吹きこぼれも起こりにくいので、扱いやすい高品質の土鍋です。もちろん、ご飯以外の料理に使用することも可能です。
第1位:長谷園 かまどさん
ごはん炊きに特化した土鍋で特に人気が高いのがこちらの長谷製陶社のかまどさんシリーズです。遠赤外線効果でしっかりとお米の芯まで熱が伝わるので、美味しくふっくらとしたご飯が炊きあがります。鍋本体の構造や、二重構造の蓋のおかげで吹きこぼれも起こらず、特別な火加減調整も必要ないので、面倒な工程もありません。蓋にはしゃもじを乗せられる溝があるので、ご飯をよそうときに活躍します。美味しい炊きあがりのご飯を食べたい方におすすめです。
土鍋の売れ筋ランキングもチェック!
なおご参考までに、土鍋のAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングの売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。
土鍋で美味しい料理を
土鍋と言っても、鍋物料理から焼き物料理、更に燻製作りやご飯までも炊くことができるという万能な使い方があります。逆に色々ありすぎてわからなくなりそうですが、自分がどのような使い方をしたいかを考えながら、最適な土鍋を見つけてみてください。土鍋ひとつあるだけで、作れる料理の幅も広がりますよ。